カリフラワーの種類
カリフラワーの種類は、代表的なもので5種類あります。
一般的な白色のカリフラワーから、オレンジ色や紫色のもの。
その他、個性的な形をしているものなどさまざまです。
この記事では、カリフラワーの種類について解説します。
カリフラワーの代表的な種類(品種)
- 白色カリフラワー
- オレンジカリフラワー
- 紫カリフラワー
- ロマネスコ
- カリフローレ
カリフラワーの代表的な種類は、こちらの5つです。
それぞれの特徴や、向いている料理などをご紹介いたします。
白色カリフラワー
スーパーや八百屋などの店頭でもよく見かけ、一般に広く流通している品種が、白色、もしくはクリーム色のカリフラワーです。
大きさは10~15cmくらいで、つぼみが集まった花蕾(からい)が丸みをおびてこんもり膨らんでいる形が特徴。
旬となるのは11月~3月、秋から春にかけての寒い時期となります。
国内における主な産地は、茨城県、熊本県、徳島県、愛知県、埼玉県などです。
味にクセがないため、サラダやピクルス、オーブンを使った焼き料理、和え物などさまざまな料理に向いています。
- ■品種
- スノークラウン、スノードレス、スノーマーチ、寒月、野崎早生
オレンジカリフラワー
オレンジカリフラワーは、花蕾が濃い黄色や淡いオレンジ色をしている品種です。
カリフラワーは、日光に当てると、黄色やオレンジ色に発色する特徴があります。
一般的な白色カリフラワーが日光を遮って栽培されるのに対し、オレンジカリフラワーは日光の下で栽培されるため、つぼみが黄色やオレンジ色になっているんですよ。
旬の時期や産地は、一般的な白色カリフラワーと同じです。
オレンジカリフラワーは、食感があり、ほんのり甘みのある味わい。
また、色素成分にβカロテンが豊富に含まれているのも特徴のひとつです。
熱を加えても色味を保つので、炒め物や茹でものはもちろん、サラダの彩りとしてもよく使用されます。
- ■品種
- オレンジ美星、オレンジブーケ、スーパームーン
紫カリフラワー
紫カリフラワーは、花蕾がアントシアニンを含み、紫色に発色している品種です。
紫カリフラワーには、「バイオレットクイン」と「パープルフラワー」という品種があり、それぞれに特徴があります。
「バイオレットクイン」は、食感がブロッコリーに似ており、茹でると紫の色素が抜けて見た目が緑色に変化する品種です。
一方、「パープルフラワー」の食感は白色カリフラワーと変わらず、茹ででも紫色を保つ品種。
旬の時期や産地は、オレンジカリフラワーと同様に、一般的なカリフラワーと同じです。
アントシアニンには、酸を加えると赤みを帯びる性質があります。
そのため、紫カリフラワーはドレッシングを使用するサラダや、お酢漬けにするピクルスなどにすると、鮮やかな赤紫の色味を楽しめますよ。
- ■品種
- パープルフラワー、バイオレットクイン
ロマネスコ
ロマネスコとは、一般的なカリフラワーと異なり、花蕾が緑色でらせん状の形をしている品種です。
らせんの形状が似ていることから、「サンゴ礁」と呼ばれることもあります。
ロマネスコはイタリア原産のカリフラワーで、日本では生産量も流通量も少ないのですが、最近になって一般的なスーパーでも見かけるようになりました。
日本では福岡県と宮城県を中心に全国で生産されており、旬は11月下旬~2月上旬です。
カリフラワーとブロッコリーの中間のような食感をしており、ほのかな甘みがあります。
主に茹で・煮る・焼くなど加熱料理に使用されますが、サラダやピクルスにもオススメです。
- ■品種
- カリッコリー、カリブロ、やりがい君、ドラゴンスパイラル
カリフローレ
カリフローレとは、埼玉県のトキタ種苗が開発したカリフラワーの一種です。
細長く分岐した茎の先に白い花蕾がついており、スティック状にカットしやすいため、「スティックカリフラワー」とも呼ばれます。
2021年頃に販売が開始されてから、全国で生産されていますが、一般的なスーパーにはあまり流通していません。
カリフローレの旬は10月中旬~11月ですが、「カリフローレ80」という品種は、4月~11月までが旬です。
通常、カリフラワーは主に花蕾を食べますが、カリフローレは長く伸びた茎(花蕾下の軸部分)ごと食べます。
甘みがあり、生のままでも、茹でてもおいしく食べられますよ。
バーニャカウダやピクルス、天ぷらなどにオススメです。
- ■品種
- カリフローレ60、カリフローレ80