セロリの栄養
セロリは、にんじんやみつばと同じセリ科の野菜。
独特の風味や香りが特徴の香味野菜で、和洋中と幅広いジャンルの料理に活用されているんです。
この記事では、セロリのカロリーや糖質、代表的な栄養成分や健康効果について解説します。
セロリのカロリーと糖質
- カロリー(エネルギー)…15kcal
- 糖質量…1.7g
こちらは、生のセロリ可食部100gあたりのカロリーと糖質量になります。
セロリは重量の約95%が水分でできており、100gあたり15kcalと非常に低カロリーです。
また、むくみ解消の効果があるカリウムや、お通じを良くする食物繊維、抗酸化作用をもつビタミン類などが豊富なため、美容・ダイエットに最適。
シャキシャキとした歯触りで食べ応えがあるので、食事の満足感を得やすいのもオススメのポイントです。
くわえて、セロリ独特の香りは「アピイン」や「セネリン」という成分によるもので、気分を落ち着かせたり、血圧の上昇を抑えたりといった働きも期待できます。
セロリに含まれる主な栄養成分と健康効果
カリウム 過剰な水分や塩分を排出しむくみ・高血圧を防止
カリウムは、セロリの茎部分に多く含まれる栄養成分です。
体内の余分な水分や塩分を排出する効果があり、むくみの解消や、高血圧の防止に効果があります。
また、カリウムは水に溶けやすい性質のため、生のままかスープで食べると、より効率よく摂取できますよ。
食物繊維 整腸作用で便秘を予防・改善
セロリに含まれる食物繊維は、水に溶けにくい性質とされる「不溶性食物繊維」の割合が高いです。
「不溶性食物繊維」は水分を吸収し、スムーズな排便を助け、便秘を予防する働きをしてくれます。
さらに、食物繊維は腸で善玉菌の餌となり、腸内環境を整える整腸作用があるんですよ。
β‐カロテン 抗酸化作用がありアンチエイジングに◎
β‐カロテンは、体内でビタミンAとして働きます。
ビタミンAには、目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を高める働きがあるんです。
また、β‐カロテンにはビタミンCの約1,000倍もの抗酸化作用があり、お肌のシミやしわ、たるみなどを防止する、アンチエイジング効果も期待できます。
ビタミンU(キャベジン) 胃の粘膜保護やアレルギー症状を和らげる
ビタミンUは、「キャベジン」とも呼ばれ、キャベツやパセリなどに多く含まれるビタミンです。
主に胃酸の過剰な分泌を抑え胃の粘膜を保護したり、アレルギー症状を和らげる働きがあります。