セロリの種類
セロリは大きく分けて、5つの種類に分類できます。
一般的なスーパーの店頭で見かけるものや海外から輸入されるもの、見た目が三つ葉のようなものから、軸ではなく根を食べるものまでさまざまです。
この記事では、代表的なセロリの種類と特徴をご紹介します。
セロリの代表的な種類(品種)
- セロリ(中間種)
- グリーンセロリ(緑色種)
- ホワイトセロリ(白色種)
- 芹菜(キンツァイ)
- 根セロリ
国内で流通している代表的なセロリの種類は、こちらの5つです。
それぞれの特徴や品種について、詳しくご説明していきますね。
セロリ(中間種)
一般的なスーパーや八百屋の店頭でよく見かけるセロリは、「コーネル619」という品種です。
長さは40cm前後で厚みがあり、薄緑色の茎部分を食べます。
主な産地は長野県と静岡県で、国産セロリの6割以上が2つの県で生産されているんですよ。
長野県では露地栽培でセロリを栽培していて、栽培時期は5~10月、とくに栽培量が多い旬の時期は7月です。
一方、静岡県ではハウス栽培をおこなっており、12~3月にかけてが旬とされています。
セロリはスジがやわらかく、生のままサラダで食べたり、煮込み料理に使用したりするのに最適。
また、浅漬けにしてもおいしくいただけますよ。
- ■品種
- コーネル619、幸みどり
グリーンセロリ(緑色種)
グリーンセロリは茎が緑色で、香りが強く、小ぶりで肉厚なのが特徴的な品種です。
とくにアメリカでは人気の品種で、多く栽培されています。
香りが強いため、野菜ジュースやスープなどの加工用に使用するのがオススメですよ。
- ■品種
- ユタ、トップセラー
ホワイトセロリ(白色種)
茎が細く白色をしており、見た目が「三つ葉」に似ているのが、ホワイトセロリです。
水耕栽培されるのが一般的で、葉や茎がやわらかいのが特徴。
セロリ特有の香りも少なく、やわらかいため、生食のサラダや和え物に向いています。
- ■品種
- セルリー・ミニホワイト
芹菜(キンツァイ)
芹菜は、「中国セロリ」とも呼ばれ、野生種に近い品種。
見た目は三つ葉やセリに似ており、茎が細長いのが特徴です。
全国各地で栽培されていますが、収穫量の詳しい統計などはわかっていません。
香りが強く、野菜というよりハーブとしての側面が強いです。
そのため、肉料理の臭み消しや、炒め物のアクセントとしてよく使用されています。
- ■品種
- スープセロリ、キンサイ
根セロリ
茎や葉部分ではなく、肥大した根を食用にしたのが、根セロリです。
10~15㎝ほどの大きさで、根の中心部はでんぷん質の白い果肉が詰まっています。
海外ではスーパーや市場でよく見かけますが、日本での栽培量は少なく、希少な野菜なんですよ。
セロリに似た味わいですが、香りは穏やかであまりクセがありません。
また、でんぷん質を多く含むので、ジャガイモのようにフライにしたり、ポタージュにしたりして食べられています。
- ■品種
- セロリアック、カブラミツバ