シュンギクの栄養
数ある緑黄色野菜のなかでも、トップクラスの栄養価を誇るシュンギク。
β-カロテンをはじめ、ビタミンやミネラルなど、体によい栄養を豊富に含んでいます。
またシュンギク特有の香りには、安眠や食欲増進、胃腸促進を助ける効果もあるんです。
この記事では、シュンギクに含まれる主な栄養成分と効能をご紹介します。
シュンギクのカロリーと糖質
- カロリー(エネルギー)…22kcal
- 糖質量…0.7g
こちらは、生のシュンギク100g当たりのカロリーと糖質量です。
1株(17g)当たりで考えると、カロリーは4kcal、糖質量は0.1gになります。
シュンギクは、低カロリー・低糖質なうえ、体にうれしい栄養素が豊富な野菜。
ここからは、シュンギクの代表的な栄養成分と健康効果をご紹介していきますね。
シュンギクに含まれる主な栄養成分と健康効果
β-カロテン がんや生活習慣病、感染症予防に役立つ
シュンギクには、100g当たり4,500μのβ-カロテンが含まれています。
β-カロテンは強い抗酸化作用をもち、がんや生活習慣病、老化予防に効果的。
またβ-カロテンには「プロビタミンA」という別名があり、体内でビタミンAに変換されます。
目や皮膚、粘膜の免疫力を高め、感染症予防や視力の維持に役立ってくれる栄養素なんですよ。
ビタミンC 美肌効果や風邪予防、疲労回復に効果あり
ビタミンCは、体内のコラーゲンを合成するのに欠かせない栄養素。
お肌のシミやシワを防いだり、血管を丈夫にしたりする効果が期待できます。
また、免疫力を高めて、風邪の予防や疲労回復をサポートしてくれる働きも。
美容面だけでなく、健康面でもうれしい効果を発揮してくれる栄養成分です。
ビタミンK 骨の形成や強化をサポート
ビタミンKは、骨の形成や強化を助けてくれる栄養成分です。
骨にあるタンパク質「オステオカルシン」を活性化し、カルシウムの沈着をサポート。
さらに、カルシウムが骨から血液に流れ出るのを防いでくれる役割も果たしています。
丈夫で健康な骨を作ってくれるのはもちろん、骨粗しょう症も予防してくれますよ。
カルシウム 骨の健康維持に欠かせない栄養素
シュンギクには、丈夫な骨や歯を作るのに不可欠なカルシウムが含まれています。
また、カルシウムの沈着を促進するビタミンKも含有しているので、効率的に栄養を吸収。
くわえて、マグネシウムやリン、鉄分など、骨の健康維持に欠かせない栄養素も豊富です。
ぺリルアルデヒド・αピネン 消化促進や食欲増進、リラックス効果に期待
ぺリルアルデヒドとαピネンは、シュンギクの特徴である独特の香りを生み出す成分です。
ぺリルアルデヒドには殺菌作用があり、食中毒の予防や消化促に効果を発揮。
αピネンは、副交感神経の働きを助けて、リラックスや安眠を促してくれます。