シュンギクの種類
シュンギクは、葉の切り込み方や大きさから、大きく3種類に分類されます。
日本で主に流通しているのは、葉の切り込みや大きさがほどよい「中葉(ちゅうば)種」です。
他にも、切り込みが浅く葉の大きい「大葉(おおば)種」と、切り込みが深く葉の小さな「小葉(こば)種」が存在。
この記事では、シュンギクの種類別に主な特徴をご紹介します。
シュンギクの代表的な種類(品種)
- 中葉(ちゅうば)種
- 大葉(おおば)種
- 小葉(こば)種
シュンギクの代表的な種類は、こちらの3つです。
ひとつひとつ、外見や味の特徴、主な産地などを解説していきますね。
中葉(ちゅうば)種
中葉(ちゅうば)種は、葉の切れ込みがほどよく、ギザギザとしているのが特徴。
一般的に流通している種類で、店頭でみかけるシュンギクのほとんどが中葉種です。
さらに中葉種は、「株立ち中葉種」と「株張り中葉種」の2つにわかれます。
株立ち中葉種は、株が縦に伸び、茎を摘み取って何度も収穫が可能。
主に関東地方で栽培されていて、長期間収穫できる品種として重宝されています。
一方の株張り中葉種は、株が横に広がり、根本から抜き取って収穫される品種です。
株張り中葉種は「菊菜(きくな)」とも呼ばれていて、関西地方を中心に流通しています。
大葉(おおば)種
大葉(おおば)種は、九州・四国地方を中心に栽培されている種類。
生育が早い一方で、中葉種より耐寒性や耐暑性が劣るという弱点があります。
外見でもっとも特徴的なのは、切れ込みが浅く、大きくてまるみのある葉っぱ。
葉肉は厚くてやわらかく、香りや苦味、クセが強くないので食べやすいです。
とくに若い葉はアクが少ないため、サラダや生食にピッタリな種類なんですよ。
小葉(こば)種
小葉(こば)種は、葉の切り込みが深く、細かいギザギザのある種類。
茎や葉がやわらかく、香りもよいですが、栽培数が少なくほとんど見かけません。
家庭菜園で作りやすい品種のため、興味のある方は挑戦してみるのがオススメです。