サヤインゲンの栄養

料理に彩りを添えてくれるサヤインゲンは、副菜や添え物によく使用される野菜。
実は、食物繊維やビタミンB、カリウムやβ-カロテンなどを含む栄養満点なんですよ。

この記事では、サヤインゲンに含まれる代表的な栄養成分と健康効果をご紹介します。

サヤインゲンのカロリーと糖質

こちらは、生のサヤインゲン可食部100gあたりのカロリーと糖質量です。
1本あたりに換算すると、2kcal前後という低カロリーな野菜となります。
さらに糖質も低いため、ダイエット中や糖質制限中の方も安心して食べられるでしょう。

またサヤインゲンには、食物繊維やビタミンB、カリウムやβ-カロテンなどの栄養が豊富に含まれています。
ここからは、サヤインゲンに含まれる栄養成分と効能をご紹介していきますね。

サヤインゲンは、食物繊維を豊富に含む野菜です。
食物繊維には、腸内の水分を吸収してかさを増すことで、腸の働きを促進し、老廃物を体外に排出する働きがあります。

また、水分を吸収して膨らむので、空腹感を緩和し、過食を防いでくれるんですよ。
さらに、糖の吸収も抑えてくれるので、血糖値の急速な上昇を防ぎます。

サヤインゲンには、体内の水分量を調節し、余分なナトリウム（塩分）を排出してくれるカリウムがたっぷり含まれています。
そのため、カリウムには、むくみを防止や高血圧の予防に効果が期待できるんです。

食事の塩分過多が気になっている方には、積極的に摂取していただきたい栄養素ですよ。

β-カロテンは、髪や粘膜の健康を維持してくれるうえ、視力の維持や、免疫機能を向上させる効果も期待できる栄養成分です。

緑黄色野菜のなかでも、サヤインゲンにはとくにβ-カロテンが豊富で、なんとレタスの3倍以上ものβ-カロテンが含まれているんですよ。

ビタミンBは、脂質をエネルギーに変える際、必須とされるビタミンです。
また、β-カロテンと同様に、皮膚や粘膜の健康を維持することもできます。

さらに、子どもや胎児の発育を助ける働きがあるため、「成長ビタミン」とも呼ばれているんですよ。