モロヘイヤの栄養

モロヘイヤの栄養

緑黄色野菜のなかでも栄養価が高く、「王様の野菜」と呼ばれるモロヘイヤ。

β-カロテンやビタミンC、ビタミンEなど、抗酸化作用のある栄養素がとくに豊富です。
細胞の老化を防いで、アンチエイジングや免疫力の向上をサポートしてくれるんですよ。

この記事では、モロヘイヤに含まれる代表的な栄養成分と効果について解説します。

モロヘイヤのカロリーと糖質

  • カロリー(エネルギー)…38kcal
  • 糖質量…0.4g

こちらは、生のモロヘイヤ100g当たりのカロリーと糖質量です。

低カロリー・低糖質ではありますが、モロヘイヤは栄養価が非常に高いのが魅力。
ここからは、モロヘイヤに含まれる栄養成分について、一つひとつ解説していきます。

モロヘイヤに含まれる主な栄養成分と健康効果

β-カロテン 含有量がトップクラス!免疫力を高めて健康に

モロヘイヤの栄養成分で、もっとも含有量が多いβ-カロテン。
生のモロヘイヤには、100g当たり10000㎍のβ-カロテンが含まれています。

たとえば、同じ緑黄色野菜のニンジンのβ-カロテン量は8300㎍、ホウレンソウは4200㎍。
他の野菜と比べても、モロヘイヤのβ-カロテン含有量はトップクラスなんですよ。

β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、粘膜の免疫力を高めてくれる栄養素。
また、強い抗酸化作用があり、お肌の老化や生活習慣病を予防する効果もあります。

ビタミンC 美肌作りと貧血予防に効果的

ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けてくれる栄養成分。
β-カロテンと同じく、活性酸素を除去する働きもあり、美肌作りに欠かせません

また、鉄分の吸収を助ける効果もあるため、貧血気味の方にもピッタリ。
モロヘイヤは、お肌や貧血の悩みをお持ちの女性の方にとくにオススメの食材です。

ビタミンE 活性酸素を除去してアンチエイジング

体内の活性酸素を除去して、細胞の老化を防いでくれるビタミンE。
モロヘイヤには、ホウレンソウの約3倍ものビタミンEが含まれています。

ビタミンEは、シミやシワの増加をおさえて、アンチエイジングに効果を発揮
また血管を拡張して血行を促進したり、動脈硬化を予防したりする効果も期待できます。

葉酸 胎児の発育をサポート!妊娠中の女性にオススメ

「造血のビタミン」と呼ばれる葉酸は、赤血球や細胞の生産を助けてくれます。
DNA・RNAの生産にも関わっており、胎児の発育に重要な役割を果たす栄養素

妊娠前の女性や妊婦の方は、健康な赤ちゃんを産むために摂取が推奨されています。
モロヘイヤは含有量が多く、加熱すると量も減るので、葉酸を効率的に補給できますよ。

食物繊維 腸内環境を整えて便秘を解消

モロヘイヤには、ペクチンやマンナンなど、水溶性食物繊維が豊富に含まれています。

水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を正常化する栄養素。
自然な排便を促してくれるため、便秘に悩んでいる方は積極的に摂取しましょう。

また、糖やコレステロールの吸収をおさえて、生活習慣病も予防してくれます

モロヘイヤの関連記事

モロヘイヤを使ったレシピ