梨の栄養

梨の栄養成分まとめ

秋の味覚として知られる梨は、甘みとシャリシャリした歯触りが特徴です。
梨は美味しいだけでなく、健康や美容に効果的な栄養素が豊富。

この記事では、梨の代表的な5つの栄養素について解説します。

梨のカロリーと糖質

  • カロリー(エネルギー)…38kcal
  • 糖質量…8.3g

こちらは、梨100gあたりに含まれるカロリーと糖質量です。
梨1個分の重さは平均300gほどなので、カロリーが114kcal、糖質量は24.9gとなります。

全体の80%以上が水分の梨は、カロリーが低く低糖質で、健康・美容効果がある栄養素をたっぷり含んでいるんですよ。

ここから、梨の代表的な栄養成分5つを詳しくご紹介します。

梨に含まれる主な栄養成分と健康効果

アスパラギン酸 運動の後や夏バテ時の疲労回復にオススメ

アスパラギン酸は、エネルギーの代謝を促し、タンパク質の合成を助けるアミノ酸のひとつです。

エネルギーを作り出すには、カリウムやカルシウムといったミネラルが必要。
アスパラギン酸はミネラルの吸収を助け、エネルギーを生み出すため、疲労回復の効果があります。

ポリフェノール 美白効果&抗酸化作用でアンチエイジング

梨は皮をむくと、時間と共に褐色に変化します。
これは、梨に含まれるポリフェノールの働きによるもの。

ポリフェノールには、老化の原因となる細胞の酸化を防ぐ「抗酸化作用」があり、アンチエイジングに効果的です。
また、メラニンの生成を抑えてお肌の美白を保ちます。

ソルビトール 整腸作用があり便秘改善に最適

果物のなかでも、梨に一番多く含まれているのが、ソルビトールという栄養成分です。
ソルビトールには、腸内環境を整える整腸作用があり、便秘を改善する効果があります。

食物繊維 糖質やコレステロールの吸収を抑えて肥満防止に有効

梨には、ソルビトールと同様に整腸作用がある、食物繊維も豊富に含まれています。

梨のシャリシャリとした歯触りは、「石細胞(せきさいぼう)」と呼ばれる食物繊維によるもの。
石細胞は胃腸で消化されないため、腸を刺激し、便通をよくしてくれるんです。

また、食物繊維は胃腸でコレステロールや糖質に吸着し、便と一緒に排出します。
糖質やコレステロールの吸収を抑えるため、肥満防止にも有効な成分といえるでしょう。

カリウム むくみ解消やデトックス効果に加え解熱作用も!

体内にある過剰な水分や塩分を排出してくれるカリウムは、梨に多く含まれる成分のひとつ。
むくみの解消や、デトックスに効果があります。

さらに、カリウムには解熱作用があるので、風邪をひいて熱があるときや、身体が火照っているときには積極的に食べるとよいですよ。

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