サツマイモの種類

サツマイモの種類まとめ

サツマイモには、現在40~60ほどの品種が存在します。
外見的に似たものが多いサツマイモですが、「ねっとり系」「ほくほく系」「しっとり系」の3つの食感に分類することが可能です。

この記事では、食感別にわけたサツマイモの種類をご紹介します。

サツマイモの代表的な種類(品種)

サツマイモは、中南米産のヒルガオ科の植物で、中国をつうじて日本にやってきました。
現在、日本では主に鹿児島県や茨城県、千葉県や宮崎県で生産されています。

サツマイモの収穫時期は、8月~11月頃です。
収穫されたばかりのサツマイモは甘みが少ないため、2~3ヶ月経った後出荷されるのが一般的。
そのため、旬の時期は10月~2月頃となります。

食感別にわけたサツマイモの種類は、こちらの3つです。

  • ねっとり系
  • ほくほく系
  • しっとり系

それぞれの特徴や向いている料理、代表的な品種などを詳しく解説していきますね。

ねっとり系

ねっとり系のサツマイモは、水分を含んだ粘り気ある食感が特徴です。
もともと糖度が高く、熱をくわえるとさらに甘みが増すので、焼きイモに向いています。
また、実の色が黄色く美しいため、干しイモやスイートポテトといったお菓子に加工するのも◎

ねっとり系の代表的な品種は、「安納紅(安納いも)」「紅はるか」になります。
とくに安納紅(安納いも)は、ねっとり系サツマイモの火付け役ともいえる人気の品種なんですよ。

  • ■品種
  • 安納紅(安納いも)、紅はるか、蜜いも

ほくほく系

ほくほく系のサツマイモは、水分が少なめで、しっかりとした食感が特徴。
でんぷん質(粉質)を強く感じるため、クリを食べたときのような「ほくほく感」があります。
食感がしっかり味わえる天ぷらや大学イモ、煮物や炒め物などに最適です。

ほくほく系の代表的な品種は、高系14号とも呼ばれる「鳴門金時」「五郎島金時」「紅さつま」などになります。

  • ■品種
  • 鳴門金時、五郎島金時、紅さつま、紅あずま、宮崎紅

しっとり系

しっとり系のサツマイモは、ねっとり系とほくほく系の中間のような口あたりで、なめらかな食感をしているのが特徴。
甘みはありますが、比較的さっぱりとした風味をしています。
焼きイモやお菓子はもちろん、天ぷらや煮物といった料理にも使用できる、汎用性の高い種類です。

しっとり系の代表的な品種は、「シルクスイート」「クイックスイート」などになります。

  • ■品種
  • シルクスイート、クイックスイート、紅まさり、ひめあやか、アメリカ芋

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