カブの栄養

カブの栄養

カブは、実にも葉にも豊富な栄養成分が含まれている野菜

葉には抗酸化作用のあるビタミンCβ-カロテン、実には胃腸に優しいアミラーゼが含まれています。
カブを食べれば、病気や生活習慣病の予防、胃もたれの改善など、多岐にわたる効能が期待できるんですよ。

この記事では、カブの代表的な栄養成分と健康効果をご紹介します。

カブのカロリーと糖質

  • カロリー(エネルギー)…20kcal
  • 糖質量…3.1g

こちらは、カブの実100g当たりのカロリーと糖質量
葉の部分だけだと、カロリーは20kcal、糖質量は1gになります。

冒頭でもお伝えしたとおり、カブは実だけでなく葉にも栄養が豊富。
ここからは、主な栄養成分と健康効果について解説していきますね。

カブに含まれる主な栄養成分と健康効果

アミラーゼ 消化を助けて胃もたれや胸やけを改善

アミラーゼは、唾液や膵液に含まれる消化酵素の総称「ジアスターゼ」とも呼ばれます。

ごはんやパンなどのデンプンを分解し、胃腸の消化活動を助けてくれる栄養素。
胃酸をコントロールして、胃もたれや胸やけなどの症状を改善してくれるんですよ。

アミラーゼは熱に弱いため、生食しやすいカブは効率よく効果を得られるでしょう。

イソチオシアネート 殺菌・解毒作用で注目を集める栄養素

イソチオシアネートは、アブラナ科の野菜が共通してもっている辛み成分
カブだけでなく、ダイコンやワサビ、キャベツやハクサイなどにも含まれています。

殺菌効果や食欲増進作用があり、胃腸の調子を整えるときに摂取したい栄養素です。
また最近では、発がん物質を解毒するとして、がん予防に効果があると注目されています。

ビタミンC 病気や老化、肌トラブルを予防

カブは、実にも葉にもビタミンCが含まれています。
とくに葉は実の約4倍ものビタミンCを含んでいるため、積極的に摂取したいところ。

ビタミンC最大の特徴は、体内の活性酸素を除去する抗酸化作用です。

活性酸素は、ストレスや紫外線、喫煙などにより、日常的に発生して人間の体を酸化させます。
ビタミンCを摂取して酸化から身を守ることで、病気や老化、肌トラブルなどを予防できますよ。

β-カロテン アンチエイジング&免疫力アップに効果的

β-カロテンは、カブの葉に豊富に含まれている栄養素
ビタミンCと同様、強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できます。

またβ-カロテンは、体内で必要な量だけビタミンAに変換されるのも特徴です。
ビタミンAは目や皮膚、粘膜の健康を保ち、免疫力を高める手助けをしてくれますよ。

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