サツマイモの栄養

サツマイモの栄養成分まとめ

秋の味覚で知られるサツマイモは、美容に効果がある野菜として注目を集めています。
また美容だけでなく、健康によい成分も豊富に含んでいるんですよ。

この記事では、サツマイモのカロリーや糖質量、代表的な栄養成分と効果をご紹介します。

サツマイモのカロリーと糖質

  • カロリー(エネルギー)…134kcal
  • 糖質量…29.7g

こちらは、生のサツマイモ100gに含まれるカロリーと糖質量です。
市販されているサツマイモは1本あたり平均250gなので、1本分で換算するとカロリーが335kcal、糖質量は74.2gになります。
サツマイモの糖質量はほかの食品と比較してやや多いので、糖質制限には不向きでしょう。

サツマイモは、食物繊維を多く含み便秘を予防することから、ダイエット時の置き換え食材として最適。
また、食物繊維以外にも、美容と健康によい栄養成分が数多く含まれているんです。

ここから、サツマイモの代表的な栄養成分5つを、それぞれ解説します。

サツマイモに含まれる主な栄養成分と健康効果

ヤラピン 腸の働きを活性化させる美腸効果◎

ヤラピンとは、生のサツマイモをカットしたとき、断面から出てくる白い液体成分のこと。
「ビフィズス菌」の働きを助け腸を活性化させる、整腸作用がある栄養成分です。

ヤラピンは、加熱調理しても減少しづらく、摂取すれば腸内環境が改善され、便秘予防につながります。

食物繊維 満腹感を得られ便秘も予防してくれるダイエットの味方

サツマイモには、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維という2種類の食物繊維が含まれます。
食物繊維には、ヤラピンと同じく整腸作用があり、便秘を予防。

また、食物繊維は水分を吸収して膨らむ性質をもっています。
満腹感を得やすく、食べすぎを抑止してくれるので、ダイエット中のオヤツにぴったりですよ。

ビタミンC 免疫力を高めて病気への抵抗力UP&美肌効果も!

ビタミンCは、体の免疫力を高めてくれる栄養成分です。
風邪といった病気の予防になるほか、お肌のしみ・シワの要因となるメラニンの生成を抑える美肌効果も期待できます。

本来熱に弱い性質をもつビタミンCですが、サツマイモのでんぷんに保護されるため、加熱の影響を受けにくいです。
そのため、加熱調理をしたサツマイモからでも、効率よく摂取できるでしょう。

ビタミンB1 疲労や食欲不振をケアしてストレスを緩和

サツマイモに含まれるビタミンB1は、糖質(ブドウ糖)をエネルギーに変換するときに必要な栄養成分。
ビタミンB1が不足していると、疲労を感じたり食欲不振におちいったりして、ストレスを感じやすくなります。

疲労感があり体がダルい、食欲が落ちた、イライラする…などの不調を感じるのは、ビタミンB1が不足しているサインかもしれません。
糖質をエネルギーとして活用するためにも、意識してビタミンB1を補給するようにしてくださいね。

銅 貧血・動脈硬化の予防に効果的

サツマイモには、ミネラル成分の銅が含まれます。
銅は、血液のもととなるヘモグロビンの合成を助け、貧血を防ぐ働きをする栄養成分です。

また、活性酸素や過酸化脂質を分解することで、動脈硬化を予防してくれます。

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