アスパラガスの種類
アスパラガスには、一般的に流通しているグリーンアスパラガスのほか、ホワイトアスパラガスや紫アスパラガスなどの種類が存在します。
この記事では、アスパラガスの代表的な種類の特徴についてご紹介。
また、日本の主な産地や旬の時期についてもお伝えします。
アスパラガスの代表的な種類
アスパラガスは、南ヨーロッパからロシア南部が原産で、日本へ伝わったのは江戸時代後期です。
本格的に栽培されるようになったのは大正時代以降で、ホワイトアスパラガスが缶詰にされて広く流通しました。
現在では、グリーンアスパラガスが主流となり、ホワイトアスパラガスは減少傾向にあるんですよ。
日本の産地で、もっとも収穫量が多いのが北海道、ついで佐賀県、長野県となります。
アスパラガスは同じ株から何年も続けて花を咲かせる多年草で、1年を通して収穫が可能。
旬は春から初夏にかけてで、5月~6月頃に出回っているものが栄養価も高くオススメです。
アスパラガスの代表的な4つの種類がこちら。
- グリーンアスパラガス
- ホワイトアスパラガス
- 紫アスパラガス
- ミニアスパラガス
それぞれの種類の特徴を、解説させていただきます。
グリーンアスパラガス
グリーンアスパラガスは、一般的なスーパーでよく販売されている緑色のアスパラガスです。
歯ごたえがあり、やや青臭さはありますが甘みがあって風味も豊か。
固めに茹でて肉や魚料理に添えたり、肉巻きにしたり、おひたしにしたりするとよいでしょう。
- ■品種
- ウェルカム、スーパーウェルカム、グリーンタワー
ホワイトアスパラガス
ホワイトアスパラガスは、茎も穂先も白いアスパラガス。
グリーンアスパラガスが太陽の光を浴びて育つのに対し、ホワイトアスパラガスは日光を当てないように栽培するため、白いまま成長するんです。
香りは控えめで、独特の甘みとほのかな苦みがあります。
缶詰用に加工されることが多いですが、彩りがよいため、サラダにも最適ですよ。
- ■品種
- 吉粋、カルデラの貴婦人
紫アスパラガス
紫アスパラガスは、茎や穂先が紫色のアスパラガスです。
紫色の色素は、アントシアニンのポリフェノールによるもの。
アスパラガス特有の香りや甘みが強く、生食も可能なのが特徴です。
加熱すると色素が抜けて、緑色になってしまいます。
鮮やかな色味を活かすためにも、熱を加えないサラダやマリネにするのがよいでしょう。
- ■品種
- バーガンディ、さぬきのめざめビオレッタ
ミニアスパラガス
ミニアスパラガスは、アスパラガスを若いうちに収穫したものです。
緑色の「ミニグリーンアスパラガス」と、白色の「ミニホワイトアスパラガス」があります。
10cmほどの長さで、細くやわらかいのが特徴。
火の通りが早いので、料理しやすいです。
甘みがあって食べやすく、サラダやパスタの具などにオススメですよ。
- ■品種
- ミニグリーンアスパラガス、ミニホワイトアスパラガス