モヤシの栄養

モヤシの栄養成分イメージ

モヤシは、通年手に入りやすいうえ価格が安く、さまざまな料理に活用できるのでご家庭で重宝される食材です。
ただ、どのような栄養が含まれているかまでは、意外に知られていません。

この記事では、モヤシに含まれる代表的な栄養成分を5つご紹介します。

モヤシのカロリーと糖質

  • カロリー(エネルギー)…15kcal
  • 糖質量…1.3g

こちらは、生のモヤシ100gあたりのカロリーと糖質量です。
モヤシは一般的に1袋あたり200gなので、およそのカロリーが30kcal、糖質量が2.6g
他の野菜と比較して、カロリーも糖質量も低い数値となっています。

ちなみに、加熱しても、カロリーや糖質量にそれほど変化はありません。
低カロリー・低糖質のため、ダイエット中の食事にオススメの食材といえますね。

さらにモヤシは、栄養成分も豊富に含んでいるんですよ。
ここから、モヤシの代表的な栄養成分を解説します。

モヤシに含まれる主な栄養成分と健康効果

ビタミンC 免疫力を向上させストレスを和らげる

モヤシはビタミンCが豊富な野菜で、1袋(200g)には、レモン果汁1個分に相当する16mgのビタミンCが含まれます。

ビタミンCは、免疫力を向上させ、風邪やストレスへの抵抗力を高める働きをします。
また、鉄分の吸収を助けたり、肌の老化を防いだりしてくれる力もあるんですよ。

ビタミンB エネルギーを作り出し疲労回復に役立つ

モヤシに含まれるビタミンBは、糖質からエネルギーを作り出す際に必須のビタミンです。
運動をよくする人や、糖質過多が気になる人は、積極的に摂取することをオススメします。

カルシウム 歯や骨を作るうえで大切な栄養成分

カルシウムは、人の体に最も多く存在するミネラルの一種。
歯や骨を形成するうえで欠かせない栄養成分です。

成長期の子どもだけでなく、年齢を重ねるごとに骨密度が減少してしまう大人でも、摂取しておきたい栄養といえますね。

食物繊維 胃腸のスムーズな働きを助ける

食物繊維には、水に溶けやすい「水溶性」と溶けにくい「不溶性」の2種類があります。
モヤシに含まれているのは、不溶性の食物繊維です。

不溶性の食物繊維は、水分を吸収して膨らみ、腸を刺激して便のかさを増してくれるため、お通じをよくしてくれるんですよ。

アスパラギン酸 疲労回復やスタミナ増強に効果的

アスパラギン酸は、アスパラガスから発見されたアミノ酸の一種。
疲労回復やスタミナの増強に効果が期待されており、栄養ドリンクにも含まれています。

なんとモヤシには、語源になったアスパラガスよりも多量のアスパラギン酸が含まれているんです。
疲れを感じる人やよく運動をする人は、モヤシを食べてアスパラギン酸を摂取しましょう。

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