チンゲンサイの種類
チンゲンサイは、中国から日本へ伝わった代表的な中国野菜の一種。
大きくチンゲンサイ、ミニチンゲンサイ、パクチョイの3種類に分類されます。
この記事では、チンゲンサイの種類ごとに特徴をご紹介していきますね。
チンゲンサイの代表的な種類(品種)
- チンゲンサイ
- ミニチンゲンサイ
- パクチョイ
チンゲンサイは、こちらの3種類に分類されるのが一般的。
それぞれの歴史や特徴、向いている料理などを紹介していきます。
チンゲンサイ
私たちが店頭で見かけるのは、標準タイプのチンゲンサイです。
草丈は20~25cmほどで、緑色の丸みを帯びた葉と、幅の広い茎が特徴。
漢字で「青梗菜」と書かれるのは、梗(軸と茎)が青いからだといわれています。
日本では、1972年の日中国交回復以降にチンゲンサイの栽培がはじまりました。
シャキシャキとした食感と淡泊でクセのない味は、どんな料理にもマッチします。
炒め物やおひたし、スープなど、幅広い料理に使われ、親しまれている種類です。
ミニチンゲンサイ
ミニチンゲンサイは、草丈10~15cmほどの、手のひらサイズのチンゲンサイ。
標準タイプのチンゲンサイを、そのまま小さくしたような可愛らしい見た目が特徴です。
茎も葉もやわらかく生食できるため、形を活かして料理に使えるのが魅力。
また、通常のチンゲンサイより栽培期間が短く、約1か月で収穫できます。
市場にはあまり出回っていませんが、家庭菜園で人気を集めている種類なんですよ。
パクチョイ
パクチョイは、漢字で書くと「白梗菜」。軸(葉柄)の色が白いチンゲンサイの種類です。
草丈や葉の形、栽培方法など、軸の色以外は、標準タイプのチンゲンサイと非常に似ています。
実は、チンゲンサイとパクチョイは、かつて1つの種類として分類されていました。
ただ表記名をハッキリわけることになり、軸が青いものは「チンゲンサイ」、白いものは「パクチョイ」に統一されたんです。
パクチョイは葉がやわらかく、炒め物や煮物、スープなど幅広い料理に向いています。
食感や味はチンゲンサイとほぼ同じですが、日本での出荷量は少なく、あまり店頭では見かけません。