コマツナの種類
コマツナには、数多くの品種が存在しますが、大きく「有袴型・無袴型・中間型」の3種類に分類できます。
種類によって、葉の色や形状に特徴があるんですよ。
この記事では、コマツナの代表的な3つの種類をご紹介します。
コマツナの代表的な種類(品種)
コマツナは、アブラナ科アブラナ属の野菜の一種。
江戸時代から東京の小松川界隈で栽培されていたことが、名前の由来となっています。
現在市場には通年流通していますが、旬は11月~3月の冬の時期です。
旬の時期には、葉の色が濃くなるとともに、寒さで葉に糖分がたまって食味もよくなります。
コマツナの代表的な種類は、以下の3つです。
- 有袴型
- 無袴型
- 中間型
ここから、それぞれの特徴について解説しますので、コマツナを店頭で選ぶときの参考にしてくださいね。
有袴型
有袴型とは、「袴(はかま)」と呼ばれる葉柄部分が長く発達しているタイプのコマツナのこと。
収穫・食味とも、ほかの種類よりよいとされています。
ただ、袴の部分が収穫時に傷みやすいため、やや鮮度が落ちやすいです。
代表的な品種は、「安藤早生小松菜」「新黒水菜」となります。
- ■品種
- 安藤早生小松菜、新黒水菜
無袴型
無袴型は、葉身と葉柄がはっきりわかれている、「袴」がないタイプのコマツナです。
耐暑性・耐寒性に優れており、現在では、無袴型のコマツナが一般的に広く流通しています。
代表的な品種は、「城南小松菜」「みずき」などです。
- ■品種
- 城南小松菜、みずき、女池菜、信夫菜、大崎菜
中間型
中間型は、文字通り有袴型と無袴型の中間にある種類で、葉身が葉柄にわずかに残っているタイプのコマツナです。
代表的な品種は、「夏楽天」「浜美2号」などとなります。
- ■品種
- 夏楽天、楽天、笑天、極楽天、浜美2号