パプリカの種類
パプリカは分類上、ピーマンの仲間であるカラーピーマンの一種です。
赤や黄、オレンジ色が定番ですが、その他に黒や紫、緑、白、茶色のパプリカが存在。
全部で8種類ものバリエーションがあり、それぞれに多種多様な品種が作られています。
この記事では、代表的な赤・黄・オレンジパプリカの特徴をご紹介。
種類ごとの代表的なパプリカの品種も、あわせてまとめています。
パプリカの代表的な種類
- 赤パプリカ
- 黄パプリカ
- オレンジパプリカ
色で分類したときの代表的な主なパプリカの種類は、こちらの3つ。
赤・黄・オレンジは、店頭でよく見かける馴染み深いパプリカです。
パプリカは、完熟するにつれて黄→オレンジ→赤と色が変化します。
味に大きな違いはないですが、含まれている栄養に差があるのが特徴。
また色によって違う品種が栽培されていて、バリエーションが豊富です。
今回は色ごとに分類しましたが、パプリカには他にもさまざまな種類が存在。
種類ごとに外見や味が違い、個性豊かなパプリカを楽しめます。
品揃えのよいスーパーや直売所などで、ぜひ探してみてくださいね。
赤パプリカ
赤パプリカは、3種類のなかでもっとも完熟した状態。
太陽の光をいっぱい浴びているぶん、ビタミンA・C・Eが豊富に含まれています。
また果肉が赤いのは、唐辛子に含まれる「カプサイシン」の色です。
カプサイシンには代謝を促進する働きがあり、冷え性改善やダイエットに効果的。
さらに体内のコレステロールを排出して、生活習慣病を予防してくれるんですよ。
- ■主な品種例
- マラネロ、マベラ、マランド、アルテガ、マルドナード、スペシャル、クプラ
黄パプリカ
3つのパプリカのなかで、一番早い段階で収穫されたのが黄パプリカ。
黄パプリカは、抗酸化作用のあるビタミンCやα-カロテンを含んでいます。
またカロテノイドの一種である、ルテインとゼアキサンチンの含有量が多いのも特徴。
両方とも目の健康維持に役立つ栄養成分で、病や視力の低下を防ぐ働きがあるんですよ。
カロテノイドは人間の体内で生成できないので、黄パプリカで効率よく摂取したいですね。
- ■主な品種例
- ジアルテ、ボリダーノ、カイテ、ボランテ、コレッティ、ボルテンソ、ブロガント
オレンジパプリカ
赤パプリカと黄パプリカの、中間に位置するオレンジパプリカ。
両方の栄養素をバランスよく含んでいて、ビタミンA・C・Eが豊富です。
なかでも、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEの含有量が多め。
また、3種類あるパプリカのうち、もっとも甘味が強くて食べやすいですよ。
- ■主な品種例
- オランディーノ、オーバレイ