カボチャの種類
カボチャの種類は、西洋カボチャ、日本カボチャ、ペポカボチャの3つです。
私たちがふだん食べているのは、主に北海道~東北で生産されている西洋カボチャ。
日本カボチャとペポカボチャは、生産量が少なく店頭ではあまり見かけない種類です。
カボチャは、種類によって見た目や味わい、食感などが大きく異なります。
また種類ごとに多種多様な品種があり、個性豊かなカボチャを楽しめますよ。
この記事では、カボチャの代表的な種類と品種をご紹介します。
カボチャの代表的な種類(品種)
- 西洋カボチャ
- 日本カボチャ
- ペポカボチャ
主なカボチャの種類はこちらの3つです。
種類ごとの特徴や代表的な品種について、一つひとつ解説します。
西洋カボチャ
現在主流となっている西洋カボチャは、中央~南アメリカ原産の種類。
19世紀に日本へ伝来し、北海道や東北地方を中心に生産されています。
スーパーでよく見かける皮がツルッとしているカボチャは、基本的に西洋カボチャ。
品種によって色や形に違いはありますが、甘味が強くホクホクした食感が特徴です。
後述する日本カボチャと比べると、西洋カボチャの甘味は倍以上。
ちなみに栄養価やカロリーも、西洋カボチャの方が数値が高いんですよ。
- ■主な品種例
黒皮栗カボチャ、坊ちゃんカボチャ、鈴カボチャ、ロロンカボチャ、宿儺南瓜(すくなカボチャ)、長南瓜、コリンキー、プッチィーニ、テーブルクイーン
日本カボチャ
日本カボチャは、16世紀にポルトガルから日本にもたらされた種類です。
1960年代までは主流でしたが、西洋カボチャの登場によって徐々に生産が減少。
現在は流通が非常に少ないため、スーパーや八百屋などで見かけないかもしれません。
流通数の少なさから貴重とされていて、主に高級懐石や日本料理店などで使われています。
日本カボチャは、皮がデコボコしていて、果肉がしっかりしているのが特徴。
西洋カボチャより甘味が少なく、味わいが淡泊でネットリした食感の品種が多いです。
- ■主な品種例
- 黒皮カボチャ、菊カボチャ(菊南瓜)、小菊カボチャ、鹿ヶ谷カボチャ、鶴首(つるくび)カボチャ、バターナッツ、ロゴサ・ビオリーナ、島カボチャ、万次郎カボチャ、韓国カボチャ
ペポカボチャ
北アメリカ南部の乾燥地域が原産地となるペポカボチャ。
西洋カボチャより遅れて日本へ伝来し、主に鑑賞・飼料用に用いられていました。
ペポカボチャは、淡泊であっさりした味とシャキシャキした食感が特徴。
西洋カボチャと日本カボチャとは、まったく違う魅力を楽しめる種類です。
もともと食用の栽培は少なかったのですが、近年店頭で見かける機会が増えています。
ズッキーニやそうめんカボチャなど、外見も味も変わったカボチャを味わえますよ。
- ■主な品種例
- 金糸瓜(そうめんカボチャ)、ズッキーニ