シメジの栄養

シメジとは、シメジ科に分類されるキノコの総称。
私たちが一般的にシメジとして食べているのは「ブナシメジ」です。

ブナシメジには、アミノ酸やミネラル、ビタミン類が多く含まれています。
体の調子を整えたり肌をキレイに保ったりと、嬉しい効能が沢山ありますよ。

今回は、シメジとして広く流通している「ブナシメジ」の栄養を解説。
カロリーと糖質量、主な栄養成分と健康効果について解説していきます。

シメジのカロリーと糖質

こちらは、ブナシメジ100g当たりのカロリーと糖質量です。

ブナシメジは90％以上が水分のため、カロリーと糖質量はかなり低め。
しかもヘルシー食材なのに、体に嬉しい栄養素が沢山入っているんです！

ここからは、ブナシメジに含まれる主な栄養成分と健康効果をご紹介します。

オルニチンは、肝臓の代謝・解毒をサポートしてくれる栄養素。

オルニチンといえばシジミが有名ですが、ブナシメジ100gにも140mg含まれます。
ブナシメジに含まれるオルニチンは、なんとシジミの10倍以上に相当するんだそう。

アルコールを分解して二日酔いを防いだり、代謝をあげて疲れを回復したり…。
お酒の席が多く、毎日忙しい現代人は、積極的に摂取したい栄養成分です。

また、細胞の入れ替えも助けてくれるから、美しいお肌作りにも役立ちますよ。

ブナシメジには、100g当たり3.7gの食物繊維が含まれています。
食物繊維には不溶性と水溶性がありますが、ブナシメジに多いのは不溶性。

不溶性食物繊維は、水に溶けにくく、水分を吸収して膨らむ性質があります。
腸で膨らんで便のかさを増やし、便秘の解消をサポートしてくれるんですよ。

100g当たり380mgのカリウムを含んでいるブナシメジ。
ブナシメジは、他のシメジ類と比べてカリウムの含有量が多いです。

カリウムには、体内のナトリウム（塩分）を排出する働きがあります。
余分な塩分や水分を調整してくれるから、むくみや高血圧に効果的です。

ビタミンB2は、脂質の代謝や皮膚の健康維持に役立つビタミン。
ブナシメジには、100g当たり0.16mgのビタミンB2が含まれます。

ビタミンB2は、エネルギーの変換を助けたり、粘膜や皮膚を正常に保ったり…。
不足すると、肌荒れや口内炎、発育不良などの症状が現われるので注意しましょう。

ブナシメジ100gには、ビタミンDが0.6µg含まれています。

ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収を助けてくれる栄養素。
骨や歯を丈夫にしたり、筋肉の動きを正常にしたりする効果があります。

カルシウムを含む食材と一緒に摂取すると、吸収率がより高まるのでオススメです。