シメジの種類

シメジの種類

私たちがふだんスーパーで目にしているシメジは、ほとんどが「ブナシメジ」
年中流通しているので手にとりやすく、食卓や料理に登場する回数も多いです。

でも実はシメジには、ブナシメジ以外にもいくつか種類があります。
ホンシメジやハタケシメジ、ヒラタケシメジなども、シメジの一種なんですよ。

この記事では、シメジの種類について解説します。

味や食感、外見の特徴はもちろん、オススメ調理法も紹介するので、ぜひご一読ください!

シメジの代表的な種類

  • ブナシメジ
  • ホンシメジ
  • ハタケシメジ
  • ヒラタケシメジ(ヒラタケ)

シメジは、大きくわけてこちらの4種類に分類されます。
ここからは、シメジの種類ごとに特徴を解説していきますね。

ブナシメジ

4種類あるシメジのなかで、もっともメジャーなのがブナシメジ
薄茶色のかさと白い軸をもつキノコで、一株ごとに袋詰めされています。

ちなみに、市場に出回っているブナシメジのほとんどが人工栽培。
そのため、季節に関係なく、安定した価格で購入できるんですよ。

ブナシメジは食感がよく、独特の旨味と甘い香りをもつのが特徴。
クセが少なく食べやすいので、あらゆる調理法に使える万能食材です。

和食や洋食、中華、エスニックなど、さまざまな料理に合うでしょう。

また、ブナシメジを白く品種改良したシメジは「ブナピー」と呼ばれています。

ブナピーは、かさが真っ白で、加熱するとプルプルした食感になるのが魅力。
ブナシメジと比べて苦味が少なく、甘味が強いので非常に食べやすいですよ。

ホンシメジ

ホンシメジは、かさが大きく、太くて短い軸をもつシメジの一種

大きいものだと10cm以上になり、プリプリした食べ応えのある食感です。
さらにホンシメジは、マツタケより旨味成分が豊富でとってもジューシー!

「香りマツタケ、味シメジ」なんて言葉があるほど、美味しいんです!
網焼きや天ぷら、煮物など、さまざまな料理で存在感を発揮してくれますよ。

またホンシメジは以前、天然ものしか流通していなかったため大変貴重でした。

しかし近年人工栽培が可能になり、「大黒本しめじ」という名称で流通しています。
店頭で見かけたらぜひ手に取って、美味しいホンシメジを味わってみてくださいね。

ハタケシメジ

ブナシメジを一回り大きくしたような外見をもつハタケシメジ

ブナシメジより少ないですが、人工栽培されているので一定の流通があります。
「丹波しめじ」というブランドもあるため、気になる方はチェックしてみましょう。

ハタケシメジ最大の魅力は、なんといっても歯ごたえのよさです。
大ぶりで肉質がしっかりしているため、加熱しても食感が変わりません。

まるで鶏肉のような食感だと、英語では「フライドチキンマッシュルーム」と呼ばれているんですよ。

また油を吸収しにくいので、油を多く使う料理でもヘルシーに仕上がります。
ハタケシメジは、揚げ物やバターソテー、アヒージョなどの料理にオススメです。

ヒラタケシメジ(ヒラタケ)

ヒラタケシメジは、ヒラタケをシメジのように株立ち状に育てた種類。
そもそもヒラタケは、分類上シメジの仲間ではありません

かつて「味しめじ」や「香りしめじ」などのブランド名でヒラタケが売られていたことから、「シメジ」と呼ばれるようになった様子。

最近は「ヒラタケ」として販売されていますが、いまだにシメジの一種だと思っている方が多いです。

ヒラタケシメジは、ブナシメジより苦味が少なく、香りがよいのが魅力。
汁物や鍋、炊き込みご飯などに使うと、旨味がしっかりと出て美味しいですよ。

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