ホウレンソウの栄養

ホウレンソウの栄養成分まとめ

ホウレンソウは、ミネラルやビタミン類などを含む、栄養価の高い野菜。
食事に取り入れれば、肌や髪、骨の健康を維持したり、貧血の症状を予防したりなどの効果が期待できるんです。

この記事では、ホウレンソウの代表的な栄養成分をご紹介します。

ホウレンソウのカロリーと糖質

  • カロリー(エネルギー)…18kcal
  • 糖質量…0.3g

こちらは、ホウレンソウ100gあたりのカロリーと糖質量です。
ホウレンソウ1茎(平均30g)だと、カロリーは6kcal、糖質量は0.1gとなります。

野菜のなかでも低カロリー・低糖質ですが、高カロリーのサラダ油やバターを使う料理が多いため、ダイエット中の方は注意してください。

ホウレンソウは、「野菜の王様」といわれるほど栄養豊富な野菜です。
ここからは、ホウレンソウの代表的な栄養成分5つを解説いたします。

ホウレンソウに含まれる主な栄養成分と健康効果

カリウム 塩分の摂りすぎを調整して高血圧を防止

ホウレンソウに含まれるカリウムは、余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあるミネラルです。
塩分の摂りすぎが原因で起こる、高血圧を予防してくれます。
また、体内の過剰な塩分が水分を抱え込むことで起こる、むくみの解消にも役立ってくれますよ。

鉄分 貧血予防や改善に重要なミネラル

鉄分は、血液中のヘモグロビン生成に必須のミネラル。
摂取することで、貧血の予防や改善に効果があるんです。

一般的に鉄分は、レバーや赤身など動物性食品に多く含まれます。
ホウレンソウは、牛レバーに匹敵するほどの鉄分を有しているんですよ。

ビタミンA(β-カロテン)髪の健康や視力を維持する栄養成分

ホウレンソウは、体内でビタミンAに変換される、β-カロテンを豊富に含みます。
ビタミンAは、髪の健康や、視力の維持を助けてくれる栄養成分です。

また、β-カロテンは免疫機能の低下を招く活性酸素を除去してくれます。

ビタミンC コラーゲンを生成し美肌を作る

ビタミンCは、ハリツヤのある美しいお肌を保つ、コラーゲン生成に必須の栄養成分。
コラーゲンは、ヒトの表皮下層にある「真皮」の主成分で、肌のハリや弾力を保ち、維持する役割をしてくれるんですよ。

また、旬である冬に収穫されたホウレンソウには、夏に収穫されたものよりビタミンが3倍も多く含まれています。

マンガン 骨粗しょう症や肌荒れを防止する

ホウレンソウの根近くにある、ピンク色の部分に含まれるのが、マンガンという栄養成分です。
マンガンは骨や皮膚の形成にかかわる成分で、骨粗しょう症や肌荒れを防止してくれます。

成長期にマンガンが不足していると、発育不全を引き起こしてしまうことも。
ホウレンソウを食べる際は、マンガンが含まれる根元部分まで残さず食べましょう。

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