キャベツの種類

キャベツの種類

キャベツの種類は大きく5つに分類され、産地や収穫時期の違いからさらに47品種にわけられます。

この記事では、キャベツの種類別に特徴や旬の時期、向いている料理などをご紹介。
種類ごとに旬の時期が違うので、季節にあわせて美味しいキャベツを食べましょう。

キャベツの代表的な種類(品種)

  • 冬(寒玉)キャベツ
  • 春キャベツ
  • 紫キャベツ
  • グリーンボール
  • その他(変種)

キャベツの代表的な種類は、こちらの5つ。
それぞれの特徴や旬の時期、向いている料理等をご紹介いたします。

冬(寒玉)キャベツ

冬(寒玉)キャベツは、夏に種をまき、11~3月ごろに旬の時期をむかえる種類です。
もっとも市場に出回っている種類で、一般的な冬キャベツは通年スーパーで販売されています。

ひらべったい形で色が薄く、葉がぎっしりと詰まっているので、歯ざわりはややかため。
他の品種より糖度が高いぶん、日持ちしやすく、煮崩れしにくいのも特徴のひとつです。

ロールキャベツやスープなどの煮物によく使われますが、炒め物にも向いています。

  • ■品種
  • 冬キャベツ、高原キャベツ、夢舞妓、彩里キャベツ、おきなキャベツ、初秋キャベツ、あさしおキャベツ、彩風キャベツ、彩ひかり、夢ごろもキャベツ、夢舞台キャベツ、初夏のかおり、YR天空、YR春空、藍天、新藍、冬藍、凉峰

春キャベツ

秋に種をまき、4~6月に食べごろをむかえる春キャベツ
春に旬をむかえることから、「春玉」「新キャベツ」とも呼ばれています。

冬キャベツと比べて丸みがあり、葉の巻きもゆるやかでやわらかいのが特徴。
結球が緩いぶん日持ちしにくいですが、みずみずしくほんのりとした甘味を楽しめますよ。

葉がやわらかく食感も軽いので、生食や浅漬け、炒め物や蒸し物にするのがオススメです。

  • ■品種
  • 春キャベツ、春波キャベツ、金瑛キャベツ、味春キャベツ、北ひかりキャベツ、湖水キャベツ、緑春キャベツ、湖畔キャベツ

紫キャベツ

春と秋に種をまく紫キャベツは、1年を通して市場に出回っている種類のひとつです。
品種によりますが、露地栽培された紫キャベツが収穫される11~2月ごろが旬といえるでしょう。

紫キャベツには、アントシアニンと呼ばれる色素が含まれていて、葉が紫色をしています。
一般的なキャベツよりやや小ぶりですが、巻きがしっかりしており、葉が固めなのも特徴。

茹でると紫色の色素が流れ出てしまうため、生食や甘酢漬けにして食べるのに向いています。

  • ■品種
  • 紫キャベツ、ネオルビー、パワールビー、中生ルビーボール、レッドルーキー

グリーンボール

グリーンボールは、通年出回っているものの他の種類と比べて流通量がすくなめ。
「結球キャベツ」「丸玉」「ボール系」とも呼ばれ、5~6月に旬の時期をむかえます。

グリーンボールという名前の通り、葉から中心部までキレイな薄緑色をしているのが特徴。
しっかりと結球していますが、葉はやわらかく、厚みがあって甘味が強いのもポイントです。

冬キャベツと春キャベツの中間に属していて、生食にも加熱調理にも適した万能な種類ですよ。

  • ■品種
  • グリーンボール、みさきキャベツ、アーリーボール、とんがりぼうし、たけのこキャベツ、ジャンヌ

その他(変種)

キャベツには、これまでご紹介した4つのタイプに分類されない種類がいくつかあります。

例えば、栄養価が高く、青汁の原料にも使われているケールも、キャベツの品種のひとつです。
また、直径が2.5~3cmほどしかない芽キャベツや、さらにサイズの小さい札幌大球も含まれています。

それぞれ特徴的な見た目や味、食感があるので、食べたことがない方はぜひ試してみてくださいね。

  • ■品種
  • ケール、芽キャベツ、プチヴェール、黒キャベツ、サボイ、札幌大球、アフリカキャベツ

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