キュウリの種類
キュウリは世界中で栽培されていて、なんと500以上もの種類があると言われています。
日本で主に流通しているのは「白イボキュウリ」ですが、その他にも代表的な品種があるんですよ。
この記事では、知っておきたい4種類のキュウリをご紹介いたします。
キュウリの代表的な種類(品種)
- 白イボキュウリ
- イボ無しキュウリ
- 白キュウリ
- ミニキュウリ
日本で流通しているキュウリの代表的な種類は、こちらの4つです。
それぞれの特徴や市場動向、具体的な品種例などを解説していきますね。
白イボキュウリ
白イボキュウリは、病気に強く生産しやすいため、全国各地で栽培されている種類です。
もっとも市場に出回っており、スーパーや八百屋の店頭に並ぶキュウリの約9割を占めています。
皮が濃い緑色をしていて、表面に白いイボがついているのが特徴。
苦味やアクが少ないうえに、やわらかくてみずみずしい食感を楽しめる種類ですよ。
歯切れのよいサクサクとした食感を活かして、生のまま食べるのに向いています。
- ■品種例
- アンコール、夏すずみ、夏ばやし、Vシャイン、つや太郎
イボ無しキュウリ
イボ無しキュウリは、2000年代に欧米の品種と日本の品種を掛け合わせて作られました。
白イボキュウリと同じく通年出回っていますが、流通量が少なくあまり見かけないかもしれません。
イボ無しキュウリの特徴は、名前の通り、表面にイボがなくつるっとしていること。
イボの舌触りが気にならず、青臭さも少ないので、キュウリが苦手な人でも食べやすいです。
味はほんのりと甘く、歯切れもよいので、生で食べて食感や味わいを楽しむのが◎ですよ。
- ■品種例
- フリーダム、ラリーノ
白キュウリ
白キュウリは、昭和の半ばまで盛んに栽培されていた伝統的な種類のひとつです。
緑色の品種が人気になるにつれて生産量が減り、現在はなかなか店頭で見かけません。
白キュウリの皮にはハリがあり、果肉がやわらかく青臭さが少ないのが特徴。
苦味を感じる場合もありますが、キュウリ本来のしっかりとした風味を味わえます。
流通数が少なく珍しい種類なので、見つけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
- ■品種例
- ホワイティ25、ラリーノホワイト、ラリーノ半白、半白節成胡瓜
ミニキュウリ
サイズが8~12cmほどの小さなキュウリを、「ミニキュウリ」と呼びます。
生育途中で収穫したキュウリと、品種改良されたキュウリ、どちらもミニキュウリです。
サイズの小ささだけに注目しがちですが、他の種類と比較して甘味が強いのも特徴。
苦味やクセがなく、キュウリのうまみがギュッと濃縮されていて、非常に食べやすいです。
まるごと漬物やピクルスにすると、甘味が引き立ち、風味も歯ごたえも楽しめるでしょう。
- ■品種例
- ピッコロ、サラ、リル、ミニQ