エダマメの栄養
熟す前に収穫された大豆であるエダマメは、穀物と野菜、両方の栄養素をもっています。
体を作るタンパク質や二日酔いを防ぐメチオニン、疲労回復効果のあるビタミン類など、栄養が豊富。
この記事では、エダマメに含まれる主な栄養成分と効能についてご紹介します。
エダマメのカロリーと糖質
- カロリー(エネルギー)…134kcal
- 糖質量…4.3g
こちらは、茹でたエダマメ100g当たりのカロリーと糖質量。
ソラマメやサヤエンドウなどの豆類と比べると、ややカロリーは高めです。
食べすぎは禁物ですが、身体に嬉しい栄養成分が豊富なため、適度に摂取したいところ。
おつまみはもちろん、おやつや離乳食にエダマメを取り入れてみてはいかがでしょうか。
エダマメに含まれる主な栄養成分と健康効果
タンパク質 代謝や免疫力アップに効果的
エダマメは、「畑の肉」と呼ばれるほどタンパク質が豊富な大豆の未熟豆です。
大豆と同じく、エダマメにも良質なタンパク質がたっぷり含まれているんですよ。
タンパク質は、筋肉や骨、臓器を丈夫にしたり、ホルモンや酵素を生成したりする栄養素。
体作りに欠かせないのはもちろん、代謝や免疫力を上げる効果が期待できるでしょう。
メチオニン アルコールを分解して二日酔いを予防
メチオニンは、エダマメのタンパク質に含まれているアミノ酸の一種。
肝機能の働きを助ける機能があり、アルコールの分解を手助けしてくれます。
二日酔いや飲みすぎを予防する効果があるため、ビールのおつまみには最適です。
イソフラボン 女性ならではの悩みや不調を解消
大豆の代表的な栄養成分であるイソフラボンは、枝豆にもきちんと含まれています。
イソフラボンは、体内で女性ホルモンに似た働きをおこない、美容や健康をサポート。
ホルモンバランスを整えて、肌を美しくしたり女性特有の不調を和らげたりしてくれます。
ビタミンB1、ビタミンB2 糖質や脂質をエネルギーに変換
エダマメには、ビタミンB1やビタミンB2などのビタミン類も豊富に含まれています。
ビタミンB1やB2は、糖質や脂質を分解して、エネルギーを作り出してくれる栄養素。
疲労回復や夏バテ防止、肌荒れの改善など、健康に嬉しいさまざまな効果が期待できます。
鉄分 赤血球の構成を助けて貧血を防止
エダマメには、日本人に不足しがちな栄養素である鉄分が多く含まれています。
100g当たり2.7mgの鉄分を含み、ほうれん草や小松菜よりも含有量が多いんですよ。
鉄分は、血液の主成分である赤血球を構成する栄養成分で、貧血を予防してくれます。