エダマメの種類
エダマメの種類は大きくわけて、「青豆種(白毛豆)」「茶豆種」「黒豆種」の3つ。
味や粒の大きさ、うぶ毛の色、収穫時期などが違い、それぞれに異なる魅力があるんですよ。
この記事では、種類ごとにエダマメの特徴をご紹介していきます。
エダマメの代表的な種類(品種)
- 青豆種(白毛豆)
- 茶豆種
- 黒豆種
エダマメの代表的な種類は、こちらの3つです。
見た目や味の特徴、主な品種などについて、それぞれ解説していきますね。
青豆種(白毛豆)
青豆種(白毛豆)は、全国的に栽培されていて、国内の流通数が多い種類です。
種子が薄い緑色や大豆色をしていることから「青豆種」と呼ばれています。
また、サヤのうぶ毛が白いものが多く「白毛豆」と呼ばれることもありますよ。
青豆種(白毛豆)は、サヤが鮮やかな緑色で、豆が2~3粒入っているのが特徴。
癖がなくて食べやすく、もっとも一般的に好まれているエダマメと言えるでしょう。
- ■品種例
- 毛豆、小糸在来R、はねっ娘会
茶豆種
東北地方を中心に栽培される茶豆種は、8月上旬~9月下旬に収穫のピークをむかえる品種。
主に関東地方で生産されている青豆種(白毛豆)と比べ、収穫時期がやや遅い種類です。
外見は一般的なエダマメと同じですが、豆をおおう薄皮やサヤのうぶ毛が茶色いのが特徴。
サヤのなかに豆が2粒含まれているのが主流で、3粒以上できるものはほとんどありません。
また、糖分を多く含み甘味が強く、茹でたときにスイートコーンのような独特の香りがします。
- ■品種例
- 黒埼茶豆、だだちゃ豆、新潟茶豆
黒豆種
黒豆種は、関西にある丹波地方を中心に栽培されているエダマメの種類です。
収穫時期は9月下旬~10月中旬と遅く、生産量も少ないため、あまり市場に出回っていません。
お正月のおせち料理に欠かせない、黒豆や煮豆の材料として使われるのが一般的ですよ。
黒豆種は、薄皮がうっすら黒く、他の品種と比べて粒が大きくてやわらかいです。
茶豆のような独特の香りはないですが、深い甘味と凝縮されたコクを楽しめます。
- ■品種例
- 紫ずきん、丹波篠山黒大豆