レタスの種類
レタスの種類は、葉の巻き方に応じて分類されるのが一般的です。
日本で主に流通しているのは、玉レタス、葉レタス、立ちレタス、茎レタスの4つ。
この記事では、レタスの種類とそれぞれの特徴について解説します。
レタスの代表的な種類(品種)
- 玉レタス(結球レタス)
- 葉レタス(非結球レタス)
- 立ちレタス(半結球レタス)
- 茎レタス(掻きレタス)
レタスの代表的な種類は、こちらの4つです。
どれも元は同じ品種ですが、それぞれ見た目や味わいが違います。
レタスの種類ごとに、歴史や特徴、主な品種などをご紹介していきますね。
玉レタス(結球レタス)
玉レタス(結球レタス)は、葉が内側にしっかり巻き込まれ、丸い形状になる種類です。
日本でもっとも流通していて、一般的に「レタス」と呼ばれているのはこの玉レタス。
玉レタスは葉の感触によって、さらに2つの種類にわけられます。
葉がかためで、パリパリ・シャキシャキした食感をしているのが「クリスプヘッド」。
葉がやわらかく、バターを塗ったようなツヤがあるものは「バターヘッド」と呼ばれています。
バターヘッドは「サラダ菜」とも言われ、葉の巻きが緩いため、半結球レタスに分類されることも。
サラダやサンドイッチなどの生食はもちろん、汁物や炒め物などの加熱調理にも向いていますよ。
- ■品種例
- 玉レタス、サラダ菜、アリスト
葉レタス(非結球レタス)
葉レタスは、非結球レタスやリーフレタスとも呼ばれ、葉が開いていて結球しない種類。
もっとも野生種に近く、現在メインで流通する玉レタスは葉レタスから生まれた品種です。
日本では昭和40年代に、葉先が赤褐色のサニーレタスを先駆けとして栽培が本格化しました。
需要の増加に伴い、葉の色や形、縮れ方などの違う、さまざまな品種が開発されています。
葉が開いているため、ひき肉やしいたけなどの具材を包むレタス包みに利用しやすいです。
- ■品種例
- サニーレタス、グリーンリーフ、フリルレタス、シルクレタス、ハンサムグリーン
立ちレタス(半結球レタス)
立ちレタスは、先端のとがった長楕円形で、縦に緩く結球する種類。
外側は濃い緑色、内側は淡い黄色の葉で、葉柄が太いのが特徴です。
若い葉はやわらかく、かすかな甘味と苦味があり、シーザーサラダによく利用されます。
成長した葉は厚くしっかりしているので、炒め物やおひたしなどの加熱調理にオススメです。
- ■品種例
- コスレタス、ロメインレタス、レッドロメイン
茎レタス(掻きレタス)
茎レタスは、茎が長く伸び、先端にまとまった葉が生えてくる種類です。
茎の味がアスパラガスに似ていることから「アスパラガスレタス」という別名があります。
また、茎から生えた葉を掻きとって利用することから「掻きレタス」と呼ばれることも。
焼肉で肉を巻くために使う「サンチュ」は、掻きレタスの代表的な品種と言えるでしょう。
- ■品種例
- セルタス、ステムレタス、サンチュ