レンコンの種類
レンコンの種類は、大きくわけて中国種群と在来種群の2つ。
種類は2つですが、それぞれ数十種類もの品種があり、各地で栽培されているんです。
この記事では、レンコンの種類別に特徴や主な品種をご紹介します。
レンコンの代表的な種類(品種)
中国から日本へ、仏教とともに伝来したと言われるレンコン。
当初は鑑賞用とされていましたが、江戸時代中期から食用栽培がはじまりました。
日本では、主に茨城県で栽培され、全国の生産量の約半分を占めています。
1年中スーパーで購入できますが、食べごろの旬の時期は11月~3月ですよ。
- 中国種群
- 在来種群
栽培されているレンコンの種類は、大きくわけて2つ。
それぞれの歴史や特徴、代表的な品種について詳しく解説していきますね。
中国種群
明治時代に中国から伝来したレンコンを改良して生まれたのが、中国種群。
主に近畿地方から西で栽培され、現在流通するレンコンのほとんどが中国種群です。
太くて短めのずんぐりとした形と、白っぽい色味が特徴的。
肉厚で歯ごたえがよく、淡泊な味わいで、どんな料理にも使いやすいですよ。
有名な品種は、シャキシャキした歯ざわりが魅力の「金澄(かなすみ)」系や「だるま」系。
また反対に、もっちりした食感を楽しめる「加賀れんこん」や「岩国れんこん」もよく知られています。
- ■品種例
- 金澄、だるま、備中、支那白花、加賀れんこん、岩国れんこん
在来種群
在来種群は、江戸時代より前に日本へ伝来し、各地で根付いた品種です。
関東地方や東海地方で栽培されていますが、生産量が少なくあまり流通していません。
外見は、中国種よりほっそりと長く、やや茶色っぽい色味をしています。
やわらかい肉質で歯切れがよく、切ると糸をひくほど粘着質なのが特徴。
繊維が細かく味も濃厚なため「中国種より美味しい」という人も多いんですよ。
代表的な品種としては、「天王(てんのう)」や「上総(かずさ)」が挙げられます。
- ■品種例
- 天王、朝鮮、上総、愛知、戸倉