ダイコンの栄養

ダイコンの栄養成分まとめ

ダイコンは、「ダイコンどきの医者いらず」ということわざがあるほど、体によいとされています。
美肌作りのために大切なビタミンCや、むくみを防ぐカリウムなど、美容や健康によい栄養が豊富なんです。

この記事では、ダイコンの栄養成分と効果についてご紹介します。

ダイコンのカロリーと糖質

  • カロリー(エネルギー)…15kcal
  • 糖質量…2.8g

こちらは、ダイコン100gあたりのカロリーと糖質量です。
丸ごと1本(平均900g)だと、カロリーは135kcal、糖質量は25.2gとなります。

ダイコンは全体の約95%が水分のため、野菜のなかでも低カロリー・低糖質。
ヘルシーなため、ダイエット中の方にはもってこいの野菜です。

さらにダイコンには、美容や健康に効果のある栄養も豊富なんですよ。
ここからは、ダイコンに含まれる代表的な栄養成分をお伝えします。

ダイコンに含まれる主な栄養成分と健康効果

ビタミンC ハリツヤのある美しいお肌には欠かせない栄養成分

ビタミンCは、ハリとツヤのある美肌を保つコラーゲンの合成には欠かせない栄養成分。
肌にダメージを与える活性酸素を抑え、肌荒れを防ぐほか、ニキビ・ニキビ跡の改善も期待できるんですよ。

ヒトの体内では、ビタミンCは合成できません。
そのため、ダイコンのようにビタミンCを含む食物を食事に取り入れ、摂取するようにしましょう。

カリウム むくみを防止し血圧を正常に保ってくれる

カリウムは、体内の塩分を調整してくれる栄養成分。
摂りすぎた塩分を体外に排出し、むくみを防止したり、血圧を正常に保ち高血圧を防止したりしてくれるんです。

ダイコンは、根の部分より、葉に多くのカリウムが含まれています。
そのため、葉も捨てずに食べるのがオススメですよ。

イソチオシアネート 殺菌作用や血栓・動脈硬化の予防が期待できる

イソチオシアネートは、ダイコンの辛み成分のひとつ。
ダイコンおろしを食べたときに感じる辛みは、イソチオシアネートによるものなんです。

イソチオシアネートには殺菌作用があり、食中毒の原因となる細菌の増殖を抑えます。
そのため、ダイコンはお刺身の「つま」として添えられているんですよ。

さらにイソチオシアネートは、血栓や動脈硬化を予防してくれる効果が期待できます。

消化酵素 3つの消化酵素が胸やけ・胃もたれを防ぐ

ダイコンには、ジアスターゼ(アミラーゼ)・プロテアーゼ・リパーゼという3つの消化酵素が含まれています。

ジアスターゼ(アミラーゼ)は、炭水化物(でんぷん)の消化を助けるため、うどんやそばと一緒に食べると◎。
プロテアーゼはたんぱく質分解酵素で、肉や魚をやわらかくする効果があります。
リパーゼは、脂肪の消化を促すので、天ぷらやとんかつなどの揚げ物に添えられることが多いです。

3つの消化酵素の働きが、食後の胸やけや胃もたれを防いでくれるんですよ。

ダイコンの関連記事

ダイコンを使ったレシピ