サトイモの保存方法

温暖な地域が原産地であるサトイモは、低温や多湿、乾燥に弱いデリケートな野菜。
サトイモの正しい保存方法を覚えれば、乾燥やカビを防いで美味しく食べられますよ。

この記事では、常温・冷蔵・冷凍それぞれにおけるサトイモの保存方法をご紹介します。

【常温】サトイモの保存方法

サトイモは低温に弱いため、秋～初冬の時期は常温で保存するのが理想的。
新聞紙やキッチンペーパーに包んだり紙袋に入れたりして、湿度や温度変化から守りましょう。

また、泥付きのサトイモは洗わずそのまま保存すれば、乾燥しにくく鮮度をキープできます。
直射日光を避け、風通しのよい玄関や廊下などに置いて保存すると、長持ちしやすいですよ。

常温保存したサトイモは、約1ヶ月ほど日持ちします。
乾燥や低温、湿度の変化を防いで、上手にサトイモを保存しましょう。

常温保存に適さない場所や季節であれば、冷蔵庫の野菜室を利用しましょう。

常温保存と同じように、新聞紙やキッチンペーパーでサトイモを1つずつ包みます。
水気があるとカビが生えやすくなるため、しっかりふき取っておいてくださいね。

ポリ袋にまとめて口を縛ったら、さらに新聞紙で包んで保存するのがオススメ。
通気性と吸湿性に優れている新聞紙は、適切な湿度や温度に調整してくれます。

冷蔵したサトイモの保存期間は、1～2週間ほど。
常温保存より期間が短いため、早めに使い切るようにしてください。

またサトイモから水分が出てくるため、3日おきにキッチンペーパーを交換するのが◎。
包みなおすときにサトイモの状態を確認すれば、傷ませてしまう心配が少なくなります。

サトイモは、冷凍しても食感や風味が劣化しにくいため、冷凍保存に向いています。
常温・冷蔵保存と違って、こまめに状態をチェックする手間がないのでラクですよ。

サトイモを冷凍するときは、毛を逆立てるように水洗いし、泥をキレイに落とすのがポイント。
水分をしっかりふき取ったら、1つずつ丁寧にラップで包んで冷凍用保存袋にまとめましょう。

皮つきのまま冷凍したサトイモは、常温保存と同じく1ヶ月ほど日持ちします。

冷凍サトイモは、レンジ加熱で解凍するのがオススメ。
ラップに包んだままの状態で、電子レンジ500Wで2分前後加熱してください。

サトイモの状態をみながら、竹串がスッと刺さるくらいまで解凍しましょう。
レンジ解凍すると、皮がつるっとむきやすくなり、料理にすぐ使えて便利です。