トマトの保存方法
温度管理が難しいトマトは、保存方法を間違えると、劣化したり栄養が減ったりするので注意が必要。
トマトの状態にあわせて、常温・冷蔵・冷凍保存を使いわけ、美味しさや栄養価をキープしましょう。
この記事では、トマトの正しい保存方法を常温・冷蔵・冷凍別にご紹介します。
【常温】トマトの保存方法
- 保存する手順
- 1.キッチンペーパーか新聞紙で1つずつ包む
- 2.気温差のない冷暗所で、ヘタを下向きにして保存する
美味しく保存するコツ
まだ実が青っぽいトマトは、常温保存して追熟させるのがオススメ。
15~25℃で保存すると徐々に熟れていき、糖度や栄養価が高まります。
キッチンペーパーや新聞紙で包んだあと、ヘタを下向きにして冷暗所で保管しましょう。
ただし、気温や湿度の高い5~9月はトマトが傷みやすいので、冷蔵庫で保存すること。
また本来の適温は5~10℃なため、トマトが完熟したら冷蔵庫にうつした方が安心です。
保存期間
常温で保存したトマトは、2~3日で赤く熟れてきます。
ある程度追熟したら、調理するか冷蔵庫へ移動しましょう。
【冷蔵】トマトの保存方法
- 保存する手順
- 1.キッチンペーパーで1つずつ包む
- 2.ヘタを下にして保存用ポリ袋にまとめ、軽く口を縛る
- 3.冷蔵庫の野菜室で保存する
美味しく保存するコツ
完熟したトマトを生で美味しく食べたい場合は、冷蔵保存するのが◎。
トマトは寒さと衝撃に弱いため、1つずつキッチンペーパーで包んであげましょう。
さらに、トマトがくっつかないようにポリ袋にまとめ、軽く口を縛っておくこと。
密封しすぎると、蒸れたり水分がたまったりして、トマトの品質が落ちてしまいます。
また、5℃以下だと低温障害を起こして味や食感が悪くなるので、野菜室に入れてくださいね。
保存期間
冷蔵保存したトマトの保存期間は、1週間~10日です。
【冷凍】トマトの保存方法
- 保存する手順
- 1.水洗いしたあと水分をふき取る
- 2.トマトのヘタをくり抜く
- 3.冷凍用保存袋に入れて密封する
- 4.冷蔵庫で保存する
美味しく保存するコツ
トマトを加熱調理するのであれば、冷凍保存することも可能です。
新鮮なうちに処理すれば、トマトの味や栄養素をきちんとキープできますよ。
トマトを冷凍するときは、解凍後すぐに使えるようヘタをとっておきましょう。
あとは冷凍用保存袋の空気をしっかり抜いて密閉し、冷凍庫に入れておけばOKです。
保存期間
冷凍トマトは、おおよそ1か月間日持ちします。
すぐに食べきれないときは、新鮮なうちに冷凍しましょう。
解凍方法
冷凍したトマトは、凍ったまま加熱調理するのがオススメ。
もし皮が気になる場合は、水に数秒つけるだけでツルンと簡単にむけます。
また、固くて包丁が入らないときは、すこし常温で置いておくといいですよ。