トマトの種類

トマトは、大きさや色、味によって、さまざまな種類に分類される野菜です。
世界中に10,000種類以上あると言われていて、日本では約200品種ほど栽培されているんですよ。

この記事では、大きさ（重量）で分類したトマトの代表的な種類と品種をご紹介します。

トマトの代表的な種類（品種）

大きさ（重量）で分類したトマトの種類は、こちらの3つ。
ちなみに色で分類すると、ピンク（桃）色系、赤色系、緑色系の3種類にわかれます。

ピンク（桃）色系は、薄い赤色やピンク色で、皮が薄く生食に向いている種類。
濃い赤色で加工用に使われるのが赤色系、緑色や白色、黄色、縞模様で酸味が強いのが緑色系です。

ここからは、大きさでわけたトマトの種類ごとに、特徴や主な品種をご紹介していきます。

重量が150g以上になるトマトは、大玉トマトに分類されます。

甘味と酸味のバランスがよく、果肉がしっかりしていて崩れにくいのが特徴。
加熱調理はもちろん、生食でも楽しめますが、トマトのなかでは栽培が難しいです。

大玉トマトの代表的な品種は、桃太郎トマト。
市場に出回っている大玉トマトの大部分を占め、さまざまなシリーズが販売されています。

また、平均重量が250gにもなるサターンや大型福寿も大玉トマトに分類されますよ。

中玉トマト（ミディトマト）は、40～150gほどの重量になるトマトの種類。
ひとくち大で食べやすいうえに、比較的糖度も高いため、トマト特有の甘味を楽しめます。

また、房付きで収穫できるぶん、大玉トマトより1回の収穫量が多いのも魅力でしょう。

代表的な品種は、フルティカトマトとシンディースイートの2種類。
皮が薄くて舌触りがよく、甘味と酸味のバランスが整っていて食べやすいです。

フルティカトマトとシンディースイートは、農家だけでなく、家庭菜園でもよく栽培されています。

重量40g以下の小さなトマトは、小玉トマト（ミニトマト・プチトマト）と呼ばれる種類。
サイズは小さいですが、甘味や酸味、香りなど、トマト本体の味わいをしっかり備えています。

また、通常のトマトと同じ量を比較すると、小玉トマトの方が栄養価が高いです。
リコピンやβ-カロテン、ビタミンC、食物繊維などを、効率よく摂取できるんですよ。

小玉トマトには、アイコやマイクロトマト、千果など、さまざまな品種が存在します。
鉢植えやプランターで手軽に栽培できることから、小玉トマトは家庭菜園でも人気です。