キャベツの栄養

キャベツの栄養

水分量が多く、低カロリーなキャベツは、意外にも栄養素が豊富な野菜。
ビタミンUやビタミンC、カリウム、葉酸など、キャベツに含まれる代表的な栄養素について解説します。

キャベツのカロリーと糖質

  • カロリー(エネルギー)…23kcal
  • 糖質量…3.4g

こちらは、可食部100g当たりのキャベツのカロリーと糖質量です。

キャベツは水分量が92.7%と多く、そのぶんカロリーは低め。
ほとんどが水分ではありますが、ビタミンUやカリウム、葉酸など、さまざまな栄養素が含まれています。

キャベツに含まれる主な栄養成分と健康効果

ビタミンU(キャベジン) 胃粘膜の修復や胃酸の分泌をサポート

ビタミンUは、キャベツに含まれる代表的な栄養素。
キャベツの絞り汁から発見された成分で、別名「キャベジン」と呼ばれている成分です。

胃腸の粘膜を修復したり、胃酸の分泌を助けてくれたりする効果が期待できます。
また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を改善する機能から、胃腸薬の成分にも使われていますよ。

ビタミンC 手軽に健康維持+美肌効果にも期待

キャベツは、数ある野菜のなかでもビタミンCが豊富だと言われています。
100g当たり41mgのビタミンCが含まれており、大き目の葉を3枚食べるだけで1日分の摂取量をカバー。

ビタミンCは、疲労回復や風邪の予防効果が高いため、手軽に健康を維持できるんですよ。
また肌のコラーゲンを合成したり、活性酸素の発生をおさえたり、美肌をサポートしてくれます。

ビタミンK 骨の形成や血液の凝固促進に貢献

ビタミンKは、骨を丈夫にしたり、血液を固めて止血したりするのを助けてくれる栄養素。
キャベツの他にも、シュンギクやクレソン、納豆などの食品に多く含まれています。

食品から摂取するだけでなく、微生物によって人間の腸内で合成されているのも特徴です。

カリウム 塩分のとりすぎや高血圧の予防に◎

カリウムは、人間の体内に存在する栄養素として欠かせない「必須ミネラル」のひとつです。
塩分(ナトリウム)の排出を促す作用があり、塩分のとりすぎや高血圧を予防するのに役立ちます。

キャベツの芯にもっとも多く含まれているので、葉だけでなく芯も効率よく食べたいですね。

葉酸 胎児の正常な発育に欠かせない栄養素

葉酸は、DNA合成に関わるビタミンB群の一種で、胎児の正常な発育を支える栄養素です。
妊娠前から妊娠中に不足しやすく、妊婦さんが積極的にとりたい栄養素として知られています。

緑黄色野菜に多く含まれていますが、キャベツでも100g当たり78μgの葉酸を摂取できますよ。

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