卵の種類

卵の種類まとめ

卵は、「白玉・赤玉・ピンク玉」と3つのカラーに分類できます。
殻の色には、どうして白や赤、ピンクなどの違いがあるのでしょうか。
また、どのような違いがあるのでしょう。

この記事では、卵の種類や、それぞれの特徴についてご紹介します。

卵の代表的な種類

  • 白玉
  • 赤玉
  • ピンク玉

こちらは、卵の代表的な3つの種類になります。
殻の色に違いがあるのは、実は、卵を産む鶏の種類が異なるからなんです。
同じ餌を食べて育った鶏の場合、卵の色が違っていても、栄養価に差はほとんどありません。

ちなみに、卵にも旬の時期というものが存在します。
2月~4月にかけての寒い時期は、体内で卵を熟成する期間が長くなるため、栄養価が高くなり美味しくなるんですよ。
ですが、これはあくまで有精卵に限った話。
市販に広く出回っている無精卵には、とくに旬の時期はありません。

ここから、3つの卵の特徴を詳しく解説させていただきます。

白玉

スーパーやコンビニでよく見かける白玉は、主に白い羽をもつ「ジュリア」「ジュリアライト」という鶏が産んだ卵です。
ジュリアからはLサイズの卵が、ジュリアライトからはMサイズの卵が多く産まれる特徴があります。

白玉を店頭でよく見かけるのは、ジュリアとジュリアライトが多産のため、市場に多く出回るからなんですよ。
いつでもお手頃な価格で手に入る白玉は、なじみ深い種類といえますね。

赤玉

赤玉は、主にアメリカで開発された茶色い羽の「ボリスブラウン」という鶏が産んだ卵です。
卵の色は、茶色い鶏の褐色色素「プロトポロフィリン」が殻の表面に沈着するためだといわれています。

ひと昔前まで赤玉は産卵数が少なく、卵1個にコストがかかり、白玉よりやや高い値段で販売されていました。
今では鶏の品種改良が進み、産卵数に差が少なくなったので、価格にも差がなくなってきています。

ただ、現在でも高級なイメージのある赤玉は市場ニーズが高く、エサや飼育環境にこだわっている生産者が多いです。
コストをかけて育てられた鶏の赤玉は、高額で販売されています。

ピンク玉

ピンク玉は、主に白い鶏と茶色の鶏を掛け合わせて生まれた「ソニア」という鶏が産んだ卵です。
赤玉と同様、鶏が卵を産む際「プロトポロフィリン」の褐色色素が殻につき、卵が色付きます。

ソニアは、赤玉を産むボリスブラウンほどの色素を持ち合わせていません。
そのため、卵は茶色ではなく、ピンク色になるんですよ。

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