ピーマンの種類
ピーマンの種類は、カラーピーマンや子どもピーマン、バナナピーマンなど多種多様。
ですが、大きく「シシ型・ホルン型・長円筒型・ベル型」の4つに分類できるんです。
この記事では、ピーマンの代表的な種類4つについてご紹介します。
ピーマンの代表的な種類(品種)
ピーマンは、ナス科のトウガラシ属を甘味種へ改良したもので、明治時代に日本へ伝わりました。
一般的なスーパーでよく見かける緑色の青ピーマンは、未熟な状態で収穫されたもの。
収穫せずに放っておくと、完熟して赤色や黄色、オレンジ色に変化します。
ピーマンは比較的どの地方でも栽培しやすいため、各地で生産がおこなわれている野菜です。
日本の主な産地は、茨城県と宮崎県、次いで、鹿児島県や高知県。
収穫時期は6月~9月頃で、もっともピーマンが多く出回る7月~9月が旬です。
ピーマンには多くの品種が存在しますが、大きく4つの種類にわけられます。
- シシ型
- ホルン型
- 長円筒型
- ベル型
ここから、それぞれの特徴や向いている料理について解説しますので、お買い物の際は参考にしてください。
シシ型
シシ型は、スーパーや八百屋の店頭でよく見かける、一般的なピーマンです。
7cm前後の大きさと、やや薄めの果肉が特徴。
もっとも多く出回っているのは青ピーマンですが、赤ピーマンや黄ピーマンといったカラーピーマンもシシ型に該当します。
少し苦みがあり、青臭さが残っているため、炒め物や揚げ物、肉詰めなどに向いていますよ。
- ■品種
- さらら、京波、京ゆたか、カリフォルニアワンダー
ホルン型
ホルン型は、細長い形をしているピーマンです。
大きさは、小ぶりなものから大きなものまで、品種によってさまざま。
ピーマン特有の苦みや青臭さが少なく、甘みを感じるのが特徴です。
甘みのあるホルン型のピーマンは、生で食べるのに向いています。
そのため、サラダやマリネ、素焼きなど素材の味が楽しめる料理に向いているでしょう。
- ■品種
- こどもピーマン(ピー太郎)、バナナピーマン、ライムホルン
長円筒型
長円筒型は、一般的なピーマンより大きく、縦に長い形をしたピーマンです。
ホルン型と同じように、苦みや青臭さが少ないため、子どもでも食べやすいのが特徴。
長円筒型のピーマンは、炒め物や肉詰めがオススメです。
また、照り焼き風にしたりケチャップソース風にしたりと、濃い味付けの料理とも相性がよいでしょう。
- ■品種
- ジャンピー(ジャンボピーマン)、とんがりパワー
ベル型
ベル型は、別名「肉厚ピーマン」とも呼ばれている、果肉に厚みがあるピーマン。
一般的なピーマンよりやや大ぶりなサイズで、苦みや青臭さがなく甘みが強いです。
食感と味、見た目ともに、パプリカに近いのが特徴。
甘みが強いことから、生のままサラダやマリネ、サンドイッチの具にするのに向いていますよ。
- ■品種
- サラダピーマン、ちぐさ