オクラの栄養
ネバネバ野菜として親しまれているオクラは、体に嬉しい栄養素がたくさん。
食物繊維やミネラル、ビタミン群が豊富で、健康への効果も期待できるんです。
この記事では、オクラに含まれる代表的な栄養成分を5つご紹介します。
オクラのカロリーと糖質
- カロリー(エネルギー)…26kcal
- 糖質量…1.6g
こちらは、オクラの100g(8~10本)当たりのカロリーと糖質量。
オクラは低カロリー・低糖質にもかかわらず、さまざまな栄養素がとれる野菜です。
ここからは、オクラに含まれる栄養成分と健康効果について解説していきますね。
オクラに含まれる主な栄養成分と健康効果
食物繊維 便秘や大腸がん、生活習慣病の予防に◎
オクラには、ガラクタンやペクチン、アラバンなどの食物繊維が含まれています。
オクラ特有のネバネバとしたぬめりは、これらの食物繊維によって作られているんですよ。
食物繊維は、腸で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれる栄養素です。
また、血糖値の急激な上昇をおさえたり、コレステロール値を下げたりしてくれます。
便秘はもちろん、大腸がんや生活習慣病の予防・改善にも効果を発揮してくれますよ。
カルシウム 骨の形成を助けて骨粗しょう症を防ぐ
オクラは、数ある野菜のなかでもカルシウムを多く含んでいます。
100g当たり92mgのカルシウムを含みますが、これは牛乳の8割ほどの量。
カルシウムは、骨や歯の形成を助け、骨粗しょう症を予防してくれる栄養素です。
日本人に不足しがちな栄養成分なので、オクラで積極的に補給していきたいですね。
カリウム 高血圧やむくみの解消をサポート
カリウムは、体内の塩分(ナトリウム)を排出してくれる栄養素です。
塩分のとりすぎを防いで、高血圧やむくみの解消に役立ってくれます。
炭水化物中心の食生活だと不足しやすいので、ぜひ毎日の食事にオクラを取り入れましょう。
葉酸 貧血や動脈硬化、胎児の発育不良を防止
葉酸は、赤血球の生産や、細胞の再生を助けてくれるビタミンの一種。
通常の食事から摂取できますが、野菜嫌いや偏食、妊娠中の方は不足しやすいです。
葉酸が欠乏すると、貧血や動脈硬化、胎児の発育不良につながるので要注意ですよ。
βカロテン がんや老化の予防に効果を発揮
βカロテンは、強い抗酸化作用をもち、がんや老化予防に効果のある栄養素。
オクラ100g当たり670μg含まれており、レタスの3倍以上のβカロテンを摂取できます。
またβカロテンには、体内でビタミンAへ変化する特徴があるんです。
皮膚や粘膜の免疫力をアップして、髪やお肌の状態を美しく保ってくれますよ。