オクラの種類
オクラは、形や大きさ、色によってさまざまな種類に分類されます。
一般的に流通しているのは、断面が五角形の星型になる緑色の角オクラ。
その他にも、丸オクラや赤オクラ、ミニオクラなどの種類があるんですよ。
この記事では、オクラの代表的な種類についてご紹介いたします。
オクラの代表的な種類(品種)
- 角オクラ
- 丸オクラ
- 赤オクラ
- 白オクラ
- ミニオクラ
オクラの代表的な種類は、こちらの5つです。
それぞれの生産地や特徴、主な品種などをご紹介します。
角オクラ
角オクラは、日本国内でもっとも多く出回っているポピュラーな種類。
鹿児島県や沖縄県、高知県を中心に栽培されており、年間を通して流通しています。
さやが緑色で細かいうぶ毛に覆われていて、種がキレイに並んでいるのが特徴。
一般的なオクラの断面は五角形ですが、六角形や八角形をした品種もあるんです。
5~8cmほどの大きさが食べごろで、食感がよく、独特のねばりを存分に楽しめます。
- ■品種例
- アーリーファイブ、ベターファイブ、平城グリーン、ダビデの星、ブルースカイ
丸オクラ
丸オクラは、さやが角ばっておらず、丸くて細長い形をしている種類です。
代表的な品種は、沖縄県の「島オクラ」や東京都八丈島の「八丈オクラ」。
土地に根付いた固定種が多いため、店頭ではあまり見かけないかもしれません。
10~15cmと角オクラよりやや大きく、果肉や口当たりがやわらかいのが魅力です。
- ■品種例
- 島オクラ、八丈オクラ、エメラルド、まるみちゃん、みどり丸ノ助
赤オクラ
赤オクラは、さやにアントシアニンを含み、表面が紅色~赤紫色をした種類。
あまり見かけないですが、栽培しやすく関西地方や沖縄県、香川県などで生産されています。
大きさや形、味は角オクラとそれほど変わらず、茹でると色味も抜けてしまいます。
特徴である紅色~赤紫色を活かすなら、生食するか短時間の加熱で済ませてくださいね。
- ■品種例
- ベニー、ジュエル、島の恋
白オクラ
白オクラは、さやが白っぽく淡い緑色をしていて、多角形をしている種類です。
主に山口県で生産されており、なかでも県北西部にある長門市三隅地域が中心。
果肉がやわらかく、うぶ毛も薄くて口当たりがよいので、生食に向いています。
また、通常の3倍近いぬめりがあり、オクラ特有のネバネバ感を楽しめる品種です。
- ■品種例
- 白オクラ、楊貴妃
ミニオクラ
ミニオクラは、未熟な状態で収穫した小さなオクラの総称です。
大きさは3cmほどで、果肉がやわらかく生食に向いているのが特徴。
市場にはあまり出回っておらず、主に飲食店を中心に利用されています。